エリキュース(アピキサバン)

適応
 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制

名前の由来
 ”Elegant”と”Liquid”の合成語として命名され、”Equilibrium”(平衡)の意味を含む

血中半減期
 6~10時間

代謝
 腎排泄、胆汁排泄等の複数の排泄経路を有する
 CYP3A4/5による代謝
 P-gp、BCRPの器質

作用機序
 血液凝固因子のXa因子の阻害

所見
 最近やたらと新薬が出た分野なのでしょうか。聞いたことのない薬がたくさんありました。
  クレキサン(エノキサパリン)
  アリクストラ(フォンダパリヌクス)
  イグザレルト(リバーロキサバン)
  リクシアナ(エドキサバン)
  プラザキサ(ダビガトラン)
 抗トロンビン薬であるプラザキサ以外は、Xa因子の阻害を主作用としているようです。
 数年前、第一三共はエドキサバン以外にもプラビックスの市場を奪えるような抗血栓薬を開発していると聞いたことがありました。調べたらエフィエント(プラスグレル)として先日製造販売承認を受けていたんですね。
 抗血小板薬と抗凝固薬、続々と新薬が出ているようなので改めてまとめを作って勉強しようと思います。

製品情報-エリキュース
承認 2012.12.25
薬価収載 2013.02.22